ボードゲームで覚えるドイツ語!

ボードゲームに出てくるドイツ語や使えるドイツ語を紹介するブログです。

「カタンの開拓者たち(CATAN)」に出てくるドイツ語単語をまとめてみた

ボードゲームの代表格のひとつ、「カタンの開拓者たち」ことカタンに出てくるドイツ語の単語をまとめてみました。

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▼これを読めばだいたいのドイツ語が読めるようになるはず!ドイツ語の読み方詳細はこちら 

brettspiel53.hatenablog.com

 


カタンで出てくる単語たち(基本の駒など)

 

カタン島の地形、および資源について

 

前提として、地形のカードのことは「sechseckige Landschaftsfelder(ゼクスエッキゲ ラントゥシャフツフェルダー)」、資源カードのことは「Rohstoffkarten(ローシュトフ カアテン)」といいます。

 

地形カード、文字数がとても多いですが、意味としては「sechseckige=六角形の」「Landschaftsfelder=(ぴったり当てはまる単語が思いつかないのですが)地形、原野地帯、土地」といったところでしょうか。

Rohstoffkartenは「Rohstoff(資源)」「Karten(カードの複数形)」です。

 

■森林(Wald)と木材(Holtz)


森林は、ドイツ語では森を意味する「Wald(ヴァルトゥ)」と言います。
また、このWaldは木材を生み出しますが、木材は「Holtz(ホルツ)」といいます。

なお、ドイツ語ではこれらについて「Wald(ergibt Holtz)」という説明がされているのですが、ergibt(エアギープトゥ)というのは「生み出す」という意味である「ergeben(エアゲーベン)」という単語の3人称単数です。
資源を生産して…というタイプのゲームにはよく出てくると思うので、覚えておくと良いでしょう。

 

☆ポイント
・ドイツ語では、Wはヴァ行になります。また、語末のdはドゥではなくトゥになります。
・tzはツ(直前に母音が来た場合はッツ)と読みます。
・ergibt(ergeben)は「生み出す」という意味です。

 

■牧草地(Weideland)と羊毛(Wolle)

ドイツ語では、eiはセットで「アイ」と読みます。
よって、牧草地(Weideland)は「ヴァイデラントゥ」と発音します。
また、同じ子音が2連続で続くと直前の母音は短く発音されます。
なので羊毛(Wolle)は「ヴォレ」と読みます。

 

☆ポイント
・eiはセットで「アイ」と読む
・同じ子音が2連続で続いたら直前の母音は短く発音

 

■耕作地(Ackerland)と小麦(Getreide)


ドイツ語では、「ck」が続くと「ック」という音になります。これは英語でも慣れているでしょうか。
よって、農耕地を意味するAckerlandはアッカーラントゥと読みます。
また、Getreideはゲトゥライデと読みますが、これは意味としては小麦というより「穀物」です。
なお、小麦は「Weizen(ヴァイツェン)」と言います。

 

☆ポイント
・ckときたら「ック」と読む
・Getreideは本当は穀物という意味。小麦は「Weizen(ヴァイツェン)」※ドイツ語では、Zは「ツァ行」になります。

 

■丘陵(Hügelland)と土(Lehm)


Üはウーウムラウトといい「ユー」という音になります。
よって、Hügellandはヒューゲルラントゥと読みます。
Lehmはレームと読み、粘土質の土を意味します。
なお、母音のうしろにhが来ている場合は、直前の母音をのばす効果があります。

 

☆ポイント
・Üはユーと読む。
・母音の後のhは直前の母音をのばす効果がある。


■山脈(Gebirge)と鉱石(Erz)


Gebirgeは山脈という意味で、ゲビアゲと読みます。
rは単独で使う場合(うしろに母音がこない場合)、一部の参考書などではルと読ませていますが、個人的には「ア」と読ませる方が自然に聞こえると思います。
鉱石を意味する「Erz」も同様で、「エアツ」と読みます。

 

☆ポイント
・rは単独で使う場合は「ア」と読む。

 

■砂漠(Wüste)


こちらは「ヴュステ」と読みます。
ウーウムラウトはさきほど出てきたので大丈夫ですね。
余談ですが、ドイツ語ではサービスの質が低いという意味で「Servicewüste(サービスの砂漠)」なんていう単語もあります。

 

街道、開拓地、都市

 

■街道

 

Straße(シュトゥラーセ) と言って、道を意味します。複数形だとStraßen。
Stは単語の初めにつくとsが「シュ」という音になります。
また ßはエスツェットという文字で、「サ行」の発音になります。

 

☆ポイント
・Stから始まる場合、Sは「シュ」という音になる。
・ßはエスツェットという文字で、読み方はサ行。ssに言い換えることも可能。
なお、ssとの使い分けは直前の母音をのばすかのばさないか。ssの場合、直前にくる母音は短く発音する。

 

■開拓地

Siedlung(ズィードゥルング)と言います。複数ではSiedlungen。
原題にあるSiedlerは「開拓者」、動詞は「siedeln」です。
ドイツ語はS+母音の場合すべてザ行になります。
また、ieがセットで出てくると「イー」とのばす音になります。

 

☆ポイント
・S+母音でザ行
ieで「イー」と読む。

 

■都市

・Stadt(シュタットゥ)と言います。複数では Städte(シュテッテ)。
シュになる理由は前述の街道と同じです。
母音+dtで「ットゥ」となります。
また、äはアーウムラウトといい、「エー」と読みます。

 

☆ポイント
・母音+dtで「ットゥ」
・äはアーウムラウトという文字で、「エー」と読む。

 

数値トークン

 

18枚の、数字が書かれた数値トークンのことは、「Zahlenchips(ツァーレンチップス)」と言います。
読み方は既出のものばかりなので大丈夫そうですね。(chipsは英語読みです。)
Zahlはいわゆる英語で言う「number」で、Zahlenは複数形です。

 

発展カードとその種類

 

■発展カード(Entwicklungskarte)

発展カードは、「Entwicklungskarte(エントゥヴィックルングスカアテ)」と言います。複数形になると、語尾にnがつきEntwicklungskartenとなります。
Entwicklung(エントゥヴィックルング)というのは、ドイツ語で「発展」といいます。よく出てきそうなので、長いですが覚えておくと良いでしょう。

 

■騎士(Ritter)

騎士カードはRitterといい、リッターと読みます。

 

■進歩(Fortschritt)

進歩カードはFortschrittといい、フォアトゥシュリットゥと読みます。

 

■街道建設 (Straßenbau)

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シュトラーセンバオと読みます。

bauは建設という意味なので、そのままですね。

 

■収穫(Erfindung、Erfinder)

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エアフィンドゥングと読みます。発見、発明という意味です。Erfinderになるとエアフィンダーと読み、「発見者」というニュアンスになります。

 

■独占(Monopol)

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モノポールと読みます。

〜 zum Monopol machen で、〜を独占する、という意味になります。

自分で言うときは、

Ich mache ◯◯ zum Monopol. (私は〜を独占します) となり、

イヒ マッヘ ◯◯ ツム モノポール と読みます。(日常会話だと聞いたことないけど)

 

 

■勝利ポイント(Siegpunkte)

勝利ポイントカードはSiegpunkteといい、ズィークプンクテと読みます。
なお、Siegは勝利、Punkteは点数(Punkt)の複数形です。

 

最長交易路(ロンゲストロード)と最大騎士力(ラージェストアーミー)

 

このふたつは、「Längste Handelsstraße(レングステ ハンデルスシュトゥラーセ)」「Größte Rittermacht(グレーステ リッターマハトゥ)」といいます。
ただ、英語で言っても通じるし、そっちのほうが言いやすいだろうな…と思います。

 

☆ポイント
・Öはオーウムラウトといい、オェー(オーの口をしてエーという)とよみます。ただ、難しい場合はエーと発音してください。
・aのうしろにchが来た場合は、chは「ハ(hの後ろにaは入れないで発音する。ため息と同じ。)」と読む。

 

その他

 

■サイコロ(Würfel)

ヴュアフェルと読みます。これはボドゲをやるものとして絶対に覚えましょう!

 

■盗賊(Räuber

ロイバーと読みます。これも結構使いそう。

 

☆ポイント
eu、äuがセットになっている場合は、「オイ」と読みます。
直前に子音が来ている場合は、一緒に巻き込んで読みます。

 

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とりあえず基本ルール(駒など)で出てくる単語でした。
港や細かいルールで出てくる単語は別途追記していく予定です。